8月半ばの夏休みに、大崎市三本木のひまわりの丘を訪れました。
ひまわり畑を映像や写真で見ることはありましたが、実際に見るのは初めてです。
何年も前に、マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレンが主演した1970年の映画「ひまわり」を観ました。第二次大戦後にソ連で行方不明になった夫を、イタリアからはるばる捜しに行き、悲しい愛の結末を知る物語です。
ソ連を訪れた妻の目の前一面、ひまわり畑がはるかむこうまで広がっている様を映し出した映像はとても印象深いものでした。(そこには亡くなった兵士らが埋められていました)
我が家は毎年8月に車で1時間ほど離れたお寺にお墓参りに出かけます。今回出かける前に思いがけず、その近くに広大なひまわり畑があることを知りました。それなら、ぜひこの目で見たいと現地を訪れることにしました。
目次
大崎市三本木のひまわりの丘へのアクセス
宮城県北部に位置する三本木地域は、仙台市から北へ約37kmのところにあります。中央部を東西に鳴瀬川が流れ、その北部は稲作地域、南部は標高60~100mの丘陵に森林が広がる自然に恵まれた地域です。
三本木の中心部に道の駅「三本木やまなみ」があり、そこから西へ車で10分ほどのところにお目当ての「ひまわりの丘」があります。
まずは道の駅「三本木やまなみ」へ
道の駅「三本木やまなみ」へのアクセス
道の駅「三本木やまなみ」へは、車か新幹線で行くことができます。
車で | ・東北自動車道 三本木スマートI.Cより車で約5分 ・古川I.Cより車で約20分 ・大衡(おおひら)I.Cより車で約15分 |
東北新幹線 | JR古川駅よりバスで約20分 (三本木総合支所前下車、徒歩2分) |
住所 | 〒989-6321 宮城県大崎市三本木字大豆坂63番地13 |
TEL | 0229-53-1333 |
営業時間 | 通年営業 午前 9 時 ~ 午後 6 時 |
駐車場 | 普通車 100台 |
「三本木やまなみ」の販売所・レストランを覗いてみた
道の駅「三本木やまなみ」は規模は大きくありませんが、販売所では産直野菜や土産物が豊富にあり、レストランもラーメンや定食などメニューの種類が多くて美味しそうでした。
「ひまわりの丘」で有名なだけあって、販売所ではひまわりクッキーやひまわりソフトクリームが販売されています。ひまわりソフトクリームは、ひまわりの種とキャラメルが入っていて香ばしい風味があり、美味しくいただくことができました。
亜炭鉱記念館ってどんなところ
道の駅の隣に、無料で閲覧できる「亜炭鉱記念館」があり、せっかくなので見学しました。
記念館の建物入口には、実際に炭鉱で運搬に使用されたダイハツ工業のオート三輪が展示されています。
中に入ると、かつて日本一の「三本木亜炭」として栄えた歴史を後世に伝えるための資料を見ることができます。仙台藩では幕末から亜炭の採掘が行われ、1920年代の仙台鉄道開通により、仙台市へ大量に供給されました。
「亜炭」というのは、石炭の一種で炭化度が低いものをいうそうです。石炭よりも熱量が低く、臭いやすすも多く発生するものの、木炭よりは強い火力が得られるので、石油が流通するまでは主に家庭用燃料として広く利用されていたとのことです。
亜炭資料展示室では、最盛期の坑道が再現され、亜炭の性質や利用法、地域における採炭の歴史などを解説した資料等が展示されていました。
館内の中央に重さ10トンの亜炭塊が展示されています。
いよいよ念願のひまわりの丘へ
道の駅「三本木やまなみ」から「ひまわりの丘」へのアクセス
道の駅「三本木やまなみ」を出て、西に車で10分のところに、目指すところの「ひまわりの丘」があります。
Google マップで見る
https://goo.gl/maps/mdUUA6MiYc4wTHwn6
住所 | 〒989-6314 宮城県大崎市三本木斉田字真岸37-27 |
時間 | 9:00~17:00 |
駐車場 | 普通車200台 |
運営協力金 | 普通車500円 大型バス2000円 |
駐車場にはすでに多くの車が駐車されていて、観光客の姿も多く見られ、人気の高さが伺えます。
ひまわりの丘はどういうところか
ひまわりの丘は6haの広さ(東京ドームの面積は約4.7ha)があり、7月下旬から8月中旬にかけて約42万本のひまわりが咲きこぼれます。
春には菜の花まつりが行なわれ、緩やかな斜面にいっぱいの菜の花が広がります。
ひまわりの丘を歩いてみた
さすが42万本のひまわりということもあって、はるか向こうの方までひまわりの黄色が広がる様子は圧巻です。自宅からそれほど遠くないところで昔から憧れていた景色を目にすることができ、大変嬉しく思いました。
今回、午後の気温が高い時間帯に訪れたので、太陽に向かって咲くひまわりの花もさすがに下向きかげんのものも多く見られました。朝方から午前中だとさらに元気に咲くひまわりが見られたのになと少しだけ残念でした。
来年は早い時間帯に訪れ、元気いっぱいのひまわりに囲まれたいと思います。また、春には「菜の花まつり」にも出かけてみたいですね。
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